にっき

言葉におきかえる

1年前会社を辞めたかった時のこと

まったくオオゴトでもなかったし、自分と親しい人しか知らないことだったけど、1年前死ぬほど会社に行きたくなかった。

別に、仕事をすることは好きだったし、人並みに業務もこなせていたと思うし(たぶん)、セクハラにもパワハラにもあっていなかった。
もちろん苦手な人はいたけど、優しい先輩もいたし、信頼できる同期もいた。

でも、死ぬほど会社にいきたくなかった。
始業から終業までオフィスにいるのが本当に嫌だった。洗脳のような押しつけがましい上司の話を聞くのが本当に嫌だった。それを当たり前だと思っている社内の雰囲気が本当に本当に嫌だった。毎日通勤電車の中でこれから始まる長い一日を思うと吐きそうだった。

周りにもそのオーラが見えてしまっていたようで、同期からは顔が死んでいると何度も言われたし、サラダチキンを食べていれば食生活を心配された。
久しぶりに会った大学時代のゼミの先生には、本気で体調を心配され、「その状態で足りないものを補おうとしてはダメ、まずはデトックス重曹水を飲みなさい。」と言われた。こんな状態だったのに、1年前も、今でも、この時なんでこんな状態だったのか、はっきりした理由は自分でもよく分からない。

ただ言えることは、全くもって過労ではないし、げっそりしていたけれどちゃんとご飯は食べていたし、洗脳のような何の生産性のない会議も適当に受け流せていたし、電車では確かに吐きそうだったけど吐いたことはないし、健康診断も健康だった。そうするに、気持ちの問題よ気持ち。

思えば、入社した会社は意外な業種だった。なにより友達に驚かれた。私も自分には合わないんじゃないかとは思っていた。選んだ理由は簡単に言うと、やったことないことをやってみたかったから。就職面接のどこかのタイミングで、優しい人事の女性に、「面接の受け答えが、淡々とスラスラできすぎていてちょっと怖い。」といわれたのは忘れないだろう。そんなこんなで、私は入った会社で夢のある仕事をしていた思う。そんでもって、たくさんお礼を言ってもらえたし、世の中の働く大人ってマジ凄いと思ったし、両親の偉大さを感じたし、今まで関わろうとしなかった性格の人と仲良くなれたし、社用携帯に溜まるメールと着信に怯えたし、毎週末のくっそ遠い道のりを頑張って移動したし、出張もしたし、めちゃめちゃ凄い花火もみたし(仕事)、苦手なバーベキューもしたし(仕事)、日焼けもしたし(仕事)、社長の洗脳講座も受けたし、自分は自分が思ってるより何もできないんだって分かったし、理不尽なことにもたくさん直面した。

だから、気持ちよく辞めようと思った。そして言った、「次の就職先を決めたので辞めたいです。」と。辞めると決意した後の、私のあの2週間の行動力は我ながら凄まじかったと思う。

結果的には気持ちよく辞められたけれど、とにかく辞めるのが大変だった。まず問題はいきなり所属部長に「辞めたいです。」といったことだろうか。人事部長に「意志が固いなら一番初めに所属部長に言いなさい。」というアドバイスに従って行動したのに、「○○さん(直属の上司)は知っているんですか?順番が違うってわかりませんか?」と怒られた。思うよ、私だって。

まーそんなこんなで2週間、いろんな立場の方に話を聞いてもらって、引き留めてもらって、自分がどれだけ甘ったれなのか教えてもらったし、知らない考えもたくさん教えてもらった。もちろん、私の考えを肯定してくれる人もいたし、あなたを採用するのにかかった分、この会社に還元しましたか?あと半年、後輩ができてからでも転職は遅くないでしょ?自分勝手じゃないか?と論じてくれる人もいた。途中、まるで人格否定されているような気分になって、泣きながら今の会社の代表に何度も電話した。(その時は自分のことしか考えられなかったけど、今思えば多忙かつ業務時間内だったのに、連日1時間半も電話を受けてくれるってとんでもなく有難いことだよな...)それを通り越えると、悟りを開いたかのように脳内が「あ~いろんな人が私みたいな小娘のために時間を割いてくれてるって、恵まれてるな。」と考えられるようになった。

全て、おっしゃる通りです。でも、私は辞めたいんです。ちがうことを、ちがう場所でやりたいんです。一緒に働きたい人がいるんです。その人のもとに行きたいんです。 だから受理してください。

そして、ついに退職日を勝ち取った。絵にかいたようなハイタッチを信頼する同期と交わした。そして祝杯をあげた。もうこれで輝く未来しか待っていないと!

退職届のテンプレートが社内共有サーバーの中にあるのは、面白かった。空白になった日付と署名の部分に、名前を埋めただけで完成した。なんとなく、隣の同期に見られたくなかったら、トイレで書いた。

有給はいろいろあって1日も消化できなかった。31日付け退社で、31日の22時まで仕事をした。とにかく絶対1日入社をしたかったから、有給なんてどうでも良かった。(よくはなかった...。)(できれば同期に分けてあげたかった…。)

新卒で働いた1年は、吐きそうだったけど楽しかった。ここまで書いた出来事も、その時の思いも、 この会社に入らなければ経験できなかったことだからむしろこの歳で知れてよかったと思う。本当に良い人ばかりだった。私がそこに馴染めなかっただけ。

あ、可笑しな話だなと思ったのは、「この会社を辞めようとしてることご両親はなんて言ってるの?」と聞かれたこと。もう成人してるのに、1人の社会人なのに、両親の意見を聞く必要があるのか。それだけ、心配されていたのか。だから、一言もそんな話パパとママにはしてなかったけど、「両親も私の考えに賛成してくれています。」と伝えた。辞めたあと両親に事後報告したら、「向いてなかったんだね〜。ママは心配だったから辞めて良かったと思うよ〜。次の職場は何年頑張るの〜?」と言ってくれた。あぁ愛してるよ。実家に帰りたい。

いや、でもまだやりたいことはいっぱいある。

最近の楽しみは嵐の二宮くんの、爆イケ画像をフォルダリングすることかな。毎日それなりに頑張って生きてます。